屋根、外装で、もしもの時に頼りになるのが火災保険です。今回は火災保険利用時に、意外に知られていない特に見落とされがちな3つのポイントをご紹介しようと思います。

①同一条件で複数社に申請できない。

火災保険は同一物件、同一条件で1社のみになります。複数社加入されている場合で、両方おりることはありません。

ただ、どうしても申請したいというお客様は多く、2部作製をお願いされる場合がありますが、その場合でも案の定おりたためしはありません。

せっかくの利用時におりないということなら、最初から重複しないで加入しない方が経済的かと思われます。

②見積書は細かく作成する。

保険申請は、業者による見積書と写真が必要になります。この場合、見積書は細かく作成する方が、おりる率がアップします。

例えば被災位置、方角、材料の種類、数量をできるだけ細かく記載します。また写真も広角や接写等です。こちらは業者に依頼する際に、具体的にお願いするのがいいかもしれません。

③カスタマー直通電話ではなく、担当者に電話をする。

カスタマー直通電話とは、保険証券に記載されている番号(主にフリーダイヤル)です。この番号は通常、会話が録音されているため、後の申請の審査で大きく影響される可能性があります。

例えば、「○○ですが、気付いたら屋根に異常があったので申請したい」と最初に電話をすれば、保険会社は時効である3年前以前のものではないか、と疑うわけです。

他でも、この言葉を告げたらNGみたいな言葉は少なからず存在します。

誤解を与えないためにも、できるだけ最初は契約時の担当者に連絡したほうがいいでしょう。

以上、あくまでも弊社の経験則ですが、お役に立てればと思います。