外壁塗装を検討される際、多くの方が気にされるのは
「どんな塗料を使うのか?」という点です。

シリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料など、塗料の種類を比較して選ばれる方がほとんどでしょう。当然種類は大事です。

しかし実は、塗装工事では塗料の種類よりも大事なものがあります。

それは「下地処理(したじしょり)」です。

これは塗装業界では常識ですが、一般の方にはほとんど知られていない事実です。

実は塗装の寿命は「下地」で決まる

どんな高級塗料でも、下地処理が悪いと数年で剥がれてしまいます。

逆に言えば、下地処理がしっかりしていれば塗装は長持ちします。

外壁塗装では次のような工程が非常に重要です。

・高圧洗浄

・劣化塗膜の除去

・ひび割れ補修

・シーリング補修

・下塗り

これらを丁寧に行うことで、初めて塗料がしっかり密着します。

ところが、ここを省略してしまう業者も残念ながら存在します。

塗装工事の費用の約7割は“塗る以外”

意外に思われるかもしれませんが、塗装工事は実際に塗っている時間より、準備作業の方が長いのです。

例えば外壁塗装では

・足場設置

・高圧洗浄

・養生

・下地補修

・下塗り

・中塗り

・上塗り

という工程があります。

この中で「塗る作業」は最後の部分だけです。

つまり、塗装工事の品質は“準備作業”でほぼ決まると言っても過言ではありません。

安すぎる塗装工事には理由がある

ここで注意したいのが、極端に安い塗装工事です。

価格を下げるために次のようなことが行われるケースがあります。

・洗浄時間を短縮する

・補修を省略する

・塗装回数を減らす

・塗料を薄める

このような工事では、数年で塗装が劣化することも珍しくありません。

塗装は本来、最低でも10年前後持つ工事です。
数年で剥がれるのは本来あり得ないことなのです。

塗装は「家を守る防水工事」

外壁塗装は見た目をきれいにするだけではありません。

実は最大の目的は住宅を雨から守ることです。

外壁塗装が劣化すると、

・外壁の防水性が低下

・ひび割れから雨水侵入

・雨漏りの原因

になることがあります。

つまり塗装は家の寿命を延ばす大切なメンテナンスなのです。

気になる症状があれば早めの点検を

次のような症状が出ている場合、塗装の劣化が進んでいる可能性があります。

・外壁を触ると白い粉がつく(チョーキング)

・外壁に細かいひび割れ

・塗装の色あせ

・コーキングの割れ

これらは塗り替えのサインです。

早めに点検を行えば、軽微な補修で済む場合も多く、結果的に住宅を長持ちさせることにもつながります。

大切なお住まいを守るためにも、気になる症状があれば一度専門業者に相談してみることをお勧めします。