ゲリラ豪雨がニュースを賑わす今日この頃です。弊社でも雨漏りに関するお問い合わせが年々増えてきております。
その中で、実際検査してみて原因として一番多いのが谷樋周辺です。以前は歴史的建造物の多くで使われ、半永久的に腐食しない素材とのことで、ご自宅に設置されている方は多いのではないでしょうか。実はこの銅板は結構クセ者で、変色し腐食します。軒樋や縦樋だとまだいいのですが、瓦と瓦の谷(天井の上部)に使われていたりすると、早ければ築十数年～二十年超えたあたりから小さい穴が開き、雨漏りの原因になります。更にクセ者なのが天井に症状が出てきて早く止めれば幸いですが、建物構造体の外部を通り下部に侵入する場合があります。また谷樋劣化による雨漏りは火災保険(風水害被害含む)も適用されないのがほとんどで、内装工事までやるとなると負担が大きくなります。
もしご自宅に銅製の谷樋をご使用の場合、施工業者やかかり付けの屋根工事業者があれば定期的に点検をお願いするのが良いかもしれません。
